間伐の森に育つ樹木は針葉樹で、建築材として利用されるスギやヒノキです。この樹木を育てるには、適切な間伐が必要であるといわれます。「間伐」は、生えている木のうちあまり成長していないものを伐採し、間引いて隙間をあける作業です。
・間伐をして木々の間隔を開けて日光の入る森にすることで、木の一本一本がたくさんの枝葉を張るようになります。それだけ木の生育が良くなります。
・光が林床に届くと下草がよくに育つようになり、大雨などでも土壌が流れ出しにくくなり、栄養分の保持や、しっかりした土壌の維持ができます。
間伐するのは、あまり成長していない木や生育のよくない木です。つまり、森林の環境を守り、よりよい木を育てるために、間伐は行われているのです。
間伐の効果を実験で確かめています。
- 面積1アールのエリアを3か所「0%間伐エリア」「30%間伐エリア」「50%間伐エリア」を設け、1年間の成長を測定して記録しています。